家財整理とは?遺品整理・生前整理との違いをプロが解説。

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、関西エコクリーン代表のシゲです。

最近よく聞くようになった「家財整理」という言葉。

経験した人から話を聞くと、「家財整理の方がお葬式や通夜よりも大変だった!」とか、「家財整理がちゃんと終わるまでは気が抜けないのよ。」

とかとか、様々な話が聞こえてきます。

また、家財整理と似たような言葉の中に、

“遺品整理”“生前整理”などが挙げられます。

この“家財整理”とはなんなのか?

遺品整理、生前整理とはどう違うのかをお答えしていきます。

家財整理とは?遺品整理・生前整理との違いをプロが解説。

まずは、家財整理・遺品整理・生前整理がどういう意味を持つのかを見ていきましょう。

家財整理とは?

家財整理とは、“家財全般を整理する”という大きな括りの言葉で、

細分化すると、遺品整理や空き家整理、生前整理などに分けることが出来ます。

遺品整理とは?

遺品整理とは金品や通帳印鑑等、直接的な財産を整理するイメージがありますが、

故人が生前に使用していた生活雑貨や衣類・家具・家電製品など古物としては、財産価値の薄い物品を整理する意味合いも含まれます

これらの分類では、原則として貴重品や思い出の品などは直接遺族に引き渡されますが、いかなる遺品でも、遺族の気分を害するようなものが含まれる場合は、業者が遺族側の事を配慮し、処分することもあります。

生前整理とは?

生前整理とは、生きているうちに自分が無くなった時の事を考え、身辺や財産の整理をすることです。

年配者に限らず、近年は20代や30代といった若い世代の方が行う場合もある、“終活”のひとつです。若い方でも、病気や突然の事故など、何があるか分かりませんよね。

そういった意味でも生前整理を始めるのに早すぎるということはなく、20代や30代の若い世代から、年配の方まで、幅広い年代で終活や生前整理を行う方も近年では増えてきている傾向にあります。

家財整理と遺品整理の決定的な違い。

依頼する人の立場が家財整理と遺品整理では違う

家財整理と遺品整理では、依頼する人の立場が異なります。

家財整理が必要となるのは、多くの場合、

引越しや終活の一環としての部屋の大掃除です。

そのため、依頼する人はその家財の所有者である場合がほとんどです。

一方遺品整理では、亡くなった方の持ち物を整理するので、持ち主のご親族様が依頼する場合がほとんどです。

それに加え、家財整理では持ち主に尋ねながらの整理が出来ないので、作業内容自体も変わってきます。

行う作業も家財整理と遺品整理では違う

家財整理では、整理する家財の持ち主の意向に沿って整理を進めていきます。

また、生前整理として家財整理を行う場合もあり、その際は遺言書作成を一緒に行うこともあります。

一方遺品整理では、故人様と残されたご遺族様の思い出の品や、相続に関する品、価値のあるものに注意し、仕分けていきます。

遺品整理では室内の原状回復を行うこともあり、一般の方が扱うことはない清掃用具や薬品を用い、清掃していく場合もあります。

家財整理と遺品整理の共通部分。

処分する品の行先

家財整理や遺品整理では、大量の不用品を処理するという共通点があります。

また、普段の生活では出ることの少ない家電ゴミや大きな家具等の処分を依頼することもできます。

また、家財整理業者も遺品整理業者も、リサイクルに関する知識を持ち合わせているため、環境に配慮した方法で不用品を処分していきます。

重いものの移動は全て任せられる

家財整理や遺品整理を行う上でネックになってくるのが、タンスやベッドなどの大型家具の移動です。

大人の人手が集まっても、なかなかうまく運べないのが大型家具の大変な点で、

特に階段を降ろす際は家財整理業者や遺品整理業者などの、大型家具を運び出すテクニックやノウハウを持ち合わせている人がいると、家財整理がスムーズに行えます。

家財整理をは自分でやる?プロに任せる?

家財整理は、家の片付けや清掃がメインで、

時間と手間をかければ自分自身で行うことも出来ます。

では、プロに任せるメリットはどこにあるのでしょうか?

弊社に依頼される方で、どのような場合の人が多いのかをまとめました。

自分自身で行うためのまとまった時間がとれない

家財整理を自分自身で行おうとすると、

ある程度のまとまった時間が必要になります。

プロの家財整理では多くの場合、3人が5時間で家一軒を片付けるようなイメージですが、

自分自身で行うには色々調べながら、一品一品を仕分けながらになるので、丸一日あっても足らないと思っておいて間違いありません。

ものが多すぎて一人で片付けるのは厳しい

「家財整理をしなきゃ。」と思い、家に行ってみると、

思っていたよりも家の中に物がいっぱいあった場合です。

家財整理では、目に見えている物だけでなくタンスや押し入れの中など、目に見えないものも整理しなくてはなりません。

一見綺麗に片付いて見える家の中でも、注意が必要です。

家財整理したい家から離れた場所に住んでいるので、通うのが厳しい

依頼者様が大阪の中心部に住まわれており、

ご遺族様は遠方の田舎に住まわれていた場合等です。

家財整理を行うには、通常1日のみで終わるケースは少ないため、何度か回数を分けて通うことになります。

遠方に住まわれている場合は移動だけでも時間やお金がかかるので、複数回通うのは厳しいですよね。

人手が確保できず、大型の家具を運ぶことが厳しい

手に持てるほどのものを整理する場合であれば、時間をかければ家財整理を自分一人で行うことも出来ます。

ですが、大型のタンスやベッド等は、ある程度のまとまった人手がないと運び出すことは出来ません。

知り合いや親族でもなかなか休みを合わせることが出来ず、まとまった人手を確保するのが困難な場合です。

普段扱うことのないゴミの分別の仕方がわからない

可燃ごみや不燃ごみ等、普段から日常生活扱うゴミであれば処分の仕方は分かりますが、

パソコンや炊飯器などの家電、タンスやテーブルなどの大型家具などは処分の方法も特殊です。

そのようなゴミも一括して任せられるため、家財整理業者や遺品整理業者を利用する方もいます。

家財整理を自分自身で行うには多くの時間と整理の知識が必要。

家財整理を自分自身で行おうと思ったら、家の中を丸ごと整理するための多くの時間と人手、ゴミを適切な方法で分別し、処分する知識が必要です。

そのような面倒なところまで全て任せられるのが家財整理業者や遺品整理業者です。

一人で頭を抱えて悩む前に、一度、専門的な知識を持った家財整理業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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