形見分けした着物はどうする?リメイクも視野に入れてみては?

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表のシゲです。

故人様が生前に大切にしていた着物や装飾品。

それを、残されたご遺族様や親しかった人の中で分ける“形見分け”

着物は、故人様が大切にしていた衣類であったり、高価なものである場合が多いので、形見分けする品として着物を選択するケースも少なくありません。

理由としては、40年ほど前までは嫁入り道具として着物を用意することが多く、タンスの中に眠っていることも多々あるからです。

しかし、形見分けとして着物を持ってきたのはいいけれれど、

このような声が多く聞こえてくるのも事実!

「形見分けしてもらったのは良いけれど、着物なんて着たことが無い…。」

「そもそも置いておく場所がない!タンスもパンパンだし困った!」

「着物、売れるの?」

等々。

そこで、色々な「遺品整理に関する悩み事」を解決に導いてきた私シゲが、

形見分けとして貰ってきた着物の活用方法をご案内していきます。

形見分けした着物はどうするのがいいの?

「着物を着用する人の人口はここ10年で半数以下になった」

と言われている通り、着物自体の需要は急速に少なってるんですよね。

記憶にあるのは…サザエさんのフネさんが普段から着物を着ていることと、

旅館に泊まった際に女将さんが着物を着ていたり、

あとは、毎年1月10日前後に目をキラキラと輝かせた若者が慣れない着物を着ているのを見かけるくらいでしょうか。

あなたが着物を着なくなっているのも当然の流れで、

遺品分け時に持ち帰ってきた着物の活用方法に困ってしまうのも必然。

そこで、多くの方がどのように形見分け時の着物を活用しているかというと、“リメイク”です。

形見分けには、

故人様の所有物を残された人が持ち、故人様を忘れないようにする

といった大きな目的があります。

形見分けした着物はどんなものにリメイクできるの?

さて、形見分けされた着物をリメイクして活用することも出来るのですが、

多くの方はどんなものにリメイクしているのでしょうか。

1.ドレスやワンピースにリメイク

着物といえば、足の部分や袖の分に多く生地が必要です。

この“多くの生地”を最も活用できるのは、別の衣類にリメイクすることです。

まるまる一枚の着物があれば、同じサイズのドレスやワンピースは生地を付けたしすることなく作成できます。

着物の持つ独特の和の感じと、ワンピースの洋服の感じが相まって他ではあまり感じることのできない一品に仕上がります。

特別な一品を見ることで、形見分けをされた品を使ってた故人様を思い出すことができます。

2.バッグや帽子にリメイク

多くの和服は、煌びやかな見た目か、厳かな雰囲気の中に一点の煌びやかな柄があることが多いです。

この煌びやかな見た目はバッグや帽子等の装飾品にすることで新たな輝きを放ってくれます。

バッグや帽子を自分で作ることは難しいという方は、着物リメイク専門の業者に依頼するもの良いでしょう。

3.ブローチやイヤリングにリメイク

最後にご紹介するのは、ブローチやイヤリング等の装飾小物にリメイクする方法です。

煌びやかな和服は、細かい華やかな模様が集まって一つの雰囲気を作り出していることが多いですが、その一つ一つの模様にフォーカスしてみると、その柄の新たな魅力を発見することができます。

着物の生地そのものを織り込んでブローチにしても良いですし、一番上の布地だけをレジンで固め、その柄が楽しめるイヤリングに擦るのもおすすめです。

何故、形見分けした着物をリメイクするといいの?

ここでは、何故、着物をリメイクするといいのかをお伝えしていきます。

「形見分けでもらってきた着物、着る機会ないし売却しちゃおうかな。」

って考えてる方、ぜひお読みいただきたいです。

着物を売却するなんて勿体ない!

着物と言えば、

「売却すればいくらかお金になる」

イメージをお持ちの方は多いです。

しかし、その売却額は元の着物の価格を考えると、

かなりコストパフォーマンスの悪いものです。

嫁入り道具で購入される着物の多くは、100万円近くする場合が多いです。

しかし、100万円近くした着物でも、買取業者の買取価格は1万円~3万円程。

3万円は決して小さな額ではありませんが、

過去に100万円近くもしたものをたった3万円で手放してもいいのでしょうか。

また、売却してしまうと手元に残るのは現金のみで、記憶にもあまり残らず、故人様との思い出も徐々に薄れていってしまうのではないでしょうか。

着物のような高価な生地を使えるチャンスは滅多にない。

嫁入り道具の着物は多くの場合、

高価なもので、普通に暮らしているだけでは目にすることができないような品物です。

そのようなものを、新規に購入することなく、何かにリメイクできる様な機会はまず訪れないのではないでしょうか。

衣類にリメイクするにしても、

バッグにリメイクするにしても、

装飾小物にリメイクするにしても、

世界で一品だけの特別な品になる事は間違いありません。

リメイクした形見の品をさらに形見分けするのも良い!

「形見分けとして着物を貰う」となると、

“着るかなぁ”、“しまう場所も無いしなぁ”

なんてなりがちです。

故人様に失礼かとかそういうことは置いておいて、そのような声は多いです。

しかし、リメイクされた小物を貰うのは遺品分けしてもらうのはどうでしょうか。

ブローチなどであれば、お出かけの時のアクセントにしても良いですし、小さなキーホルダーにした着物等であれば、子供にあげても良いかもしれません。

ふと、目に留まるたびに少し故人様を思い出す機会も出来、残されたご遺族様の心の整理は勿論、故人様の供養にもつながるのではないでしょうか。

また、小さなものであれば場所を取ることはありませんし、最悪、引き出しの端にも入れられ、邪魔になることは少ないです。

「そのままの形で、誰かに活用してほしい」なら買取もあり。

中には、「着物にハサミを入れることなく、誰かに活用してほしい」

という方もいらっしゃいます。

着物の形あっての“着物”なので、

その形のまま、新たな持ち主に喜んでもらえるならなによりですよね。

リメイク、買取サービス含め、ご遺族様、故人様双方が納得のいく、形見分け時の着物の活用方法を探してみてはいかがでしょうか。

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