死亡後手続きって代行してもらえる?料金一覧とメリット

こんにちは!大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、関西エコクリーン代表の竹中です。

大切な方が亡くなると、葬儀周りの手配や亡くなられた方の身の回りの手続き等、やらなくてはいけないことが本当に多くあります。経験のある方ならご存じかとは思いますが、遺品整理しかり、葬儀の手配しかり、亡くなられた方の身の回りの手続きしかり、代行してくれる便利な業者が存在します。

しかし、「自分で行えば料金がかからない事に対してお金を払うのは勿体ない!」と思われる方も多いのは事実で、代行業者に任せようとなると決して安くはない金額を支払わなければなりません。安くはない金額を支払って、代行業者を依頼するメリットは何なのでしょうか?

今日はそんな、葬儀周りの代行業者、特に手続きの部分に絞り込んで、料金形態やメリット・デメリットなどをお伝えしていきます。

死亡後の手続きって代行できるの?料金は?

死亡後の手続きを代行している業者は多数存在し、多くの場合は相談であれば無料で行ってくれます。行わなければいけない手続きは十人十色ですし、代行の場合はどの位の金額がかかるのか、まずは相談してみるといいでしょう。

死亡後手続きの料金形態は業者ごとに異なりますが、多くの場合は財産の総額に合わせて料金も高くなる仕組みです。その上、一つのプランに含まれるサービス内容も業者によって様々で、一概に比較するのは困難です。その点も業者に確認する必要があります。

今回は、死亡後手続きを代行で行ってくれる業者を2社、一例を比較したので参考にして頂ければと思います。

Aパターン:相続財産に対する歩合。

こちらが、死亡後の手続き代行業者Aの場合の料金形態です。

代行依頼時にかかる金額

相続財産の総額 5,000万円以下の場合

  • 相続人1人
  • 相続財産の価額×1.0%
  • 相続人2~3人
  • 相続財産の価額×1.2%
  • 相続人4人以上
  • 相続人1人につき左記金額の10%増

 

相続財産の総額 5,000万円超1億円以下の場合

  • 相続人1人
  • 相続財産の価額×0.8%
  • 相続人2~3人
  • 相続財産の価額×1.0%
  • 相続人4人以上
  • 相続人1人につき左記金額の10%増

 

相続財産の総額 1億円超2億円以下の場合

  • 相続人1人
  • 相続財産の価額×0.6%
  • 相続人2~3人
  • 相続財産の価額×0.8%
  • 相続人4人以上
  • 相続人1人につき左記金額の10%増

 

相続財産の総額 2億円超3億円以下の場合

  • 相続人1人
  • 相続財産の価額×0.5%
  • 相続人2~3人
  • 相続財産の価額×0.7%
  • 相続人4人以上
  • 相続人1人につき左記金額の10%増

 

相続財産の総額 3億円超の場合

  • 相続人1人
  • 相続財産の価額×0.3%
  • 相続人2~3人
  • 相続財産の価額×0.4%
  • 相続人4人以上
  • 相続人1人につき左記金額の10%増

 

対応してくれるサービスは以下の通りです。

・相続人を図式化した相続関係の説明図の作成

・遺産分割協議書を作成し、相続人を明確化

・故人様の使用していた金融機関の預貯金・解約・名義変更の手続き

・相続人確定のための戸籍謄本や住民票など、公的書類の収集

・マンションや自宅等の住居の不動産関係の各種手続き

・自動車やバイクなどの名義人変更

・生前使用していたその他手続きの解約(応相談)

・法的な観点からの遺産相続に関するアドバイス

Bパターン:相続財産に対するテーブル制

一方で、こちらが死亡後の手続き代行業者Bの場合の料金形態です。

  • 相続財産の価額
  • 2,000万円未満
  • 代行依頼時にかかる金額
  • 189,000円~

 

  • 相続財産の価額
  • 2,000万円以上4,000万円未満
  • 代行依頼時にかかる金額
  • 231,000円~

 

  • 相続財産の価額
  • 4,000万円以上6,000万円未満
  • 代行依頼時にかかる金額
  • 273,000円~

 

  • 相続財産の価額
  • 6,000万円以上8,000万円未満
  • 代行依頼時にかかる金額
  • 336,000円~

 

  • 相続財産の価額
  • 8,000万円以上1億円未満
  • 代行依頼時にかかる金額
  • 399,000円~

 

  • 相続財産の価額
  • 1億円以上
  • 代行依頼時にかかる金額
  • 応相談

 

対応してくれるサービスは以下の通りです。

・故人様の使用していた金融機関の預貯金・解約・名義変更の手続き

・相続人確定のための戸籍謄本や住民票など、公的書類の収集

・マンションや自宅等の住居の不動産関係の各種手続き

・自動車やバイクなどの名義人変更

・市役所や年金事務所での手続き

・クレジットカード等の解約手続き

・携帯電話やスマートフォンの解約手続き

・新聞・インターネットプロバイダの解約手続き

・各種保険・出資金請求等の手続き

・住宅ローンや賃貸借契約書などの手続き

・ゴルフの会員権・ホテルの利用権などの相続手続き

・遺言書の確認に必要な手続き

・特別代理人の選任申し立て及び就任

死亡後に行わなければいけない手続きは?

では、自分自身で対象者の死亡後に行わなければいけない手続きはどれくらいあるのでしょうか?

一覧にまとめたので、ご参考にして頂ければと思います。

・志望届の提出

・葬儀関係の手配

・銀行や金融機関への連絡

・健康保険、遺族年金、死亡保険の受け取り手続き

・遺言書の確認や相続財産、相続人の調査

・相続放棄、限定委承認の手続き

・所得税の確定申告

・遺産分割協議書の作成

・預貯金の払い戻し

・相続税の申告・納付

・遺留分減殺請求

・相続税まわりの手続き

 

もっともここに挙げたのは、一般的に行う人が多いであろう手続きなので、故人様が加入していた各種サービスや細かい解約等を入れると、さらに多くの手続きが必要になります。

また、人によっては行わなくてもいい手続きもあり、どれをするべきなのか、しなくていいかなどの判断は初めてだと迷ってしまうものです。そのようなややこしい判断を一括して任せられるのは代行業者に依頼するメリットの一つです。もし、手続き関係で少しでも迷われていることがあったら、一度、代行業者に相談してみると良いでしょう。