生前整理のやり方って?失敗しないための3つのポイント。

こんにちは!

大阪界隈の遺品整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表の竹中です。

生前整理と聞くと、何だか大変そうで時間もかかるイメージがありますよね。

また、“生前”とついているのことから、大切な人が亡くなることを前提としていて悲しいイメージを持たれる方も多いようです。

実際に誰かの生前整理に立ち会ったことのある方ならイメージしやすいかと思いますが、実際に行ってみると、想像しているよりも大変で、思ったように進まないのが「生前整理」です。

今日は、そんな思ったより大変でなかなか進まない“生前整理”について、そのコツと失敗しないためのポイントを3つ、お伝えしていきます。

これから生前整理を控えている人は、この記事を読んで、少しでも効率よく生前整理を進めましょう。

生前整理のやり方…どうするのがベストなの?

生前整理や終活は、誰かの“死”を前提としたもので、良い印象を持たない方もいらっしゃいます。

確かに、誰かが亡くなるのは寂しく悲しいことですし、気が進まないものです。しかし、生前整理は、自分の生きてきた道のりを振り返るための時間でもあります。

 自分自身の生きてきた道を振り返ることで、「あの時はよく頑張ったな、あの時に行動したから、今があるんだな。」と、自分自信を褒めてあげます。

また、生前整理は自分のための時間だけではありません。残ったご遺族様が将来的に困らないようにしたり、整理がつけやすくしておくための時間でもあります。

生前整理を「自分を褒めるための時間」「残された人のための時間」と考えることで、前向きな生前整理が出来る事でしょう。

生前整理は時間がかかるもの。

生前整理は、長い時間をかけてゆっくりと行うもので、一朝一夕で終わるものではありません。

物の仕分けを始め、分配や処分の準備、各種手続きの事前準備や持ち物の整理等、やらなければならないことは多岐にわたります。

一つ一つ、着実に片付けていきましょう。

ポイントとしては、後回しにはしない」ということと、完璧は目指さない」ということです。一度に、一気に片づけようと思い、頑張ってしまうとかえって疲れてしまい、次に行う気力がなくなってしまいます。

自分のペースでゆっくりと着実に、時にはアルバムを見返してみるなど、楽しみながら進めていくことがコツです。

生前整理は安全な事ばかりではない。

生前整理では、思い物を運ばなければならなかったり、高いところに収納してあるものを取らなければならなかったりします。生前整理は普段とは違うことを行うことです。

「いつもは直面しないような危険がある」

ということも念頭に置いておきましょう。

大切な方を思った生前整理でも、転んで怪我をしてしまっては本末転倒になってしまいます。

物を整理するだけが生前整理ではない

生前整理は、物を整理することは勿論ですが、所有している財産、持ち合わせている情報、生まれてから今現在に至るまでの生き方等、物以外の整理も含まれます。

ここでは、物以外の遺品整理の方法についてお伝えしていきます。

「財産」の生前整理

生前整理を行う以前でも、出てきた財産は一つのところにまとめておくようにしましょう。土地、家、車、預貯金、有価証券等、誰が所有しているのかが記された書類は分かりやすい場所にまとめておく必要があります。

財産を生前整理する上で最も好ましいのは、しっかりと遺言書に書き記しておくことです。残していく家族や、親戚等の大切な方のためにも、財産の処分方法で揉めないように準備をしておきたいものです。

「情報」の生前整理

生前整理では、“どのような葬儀にしてほしいか”等、家族に伝えておきたい情報の整理も含まれます。

そのような情報は、直接人に伝えるのではなく、形に残る「エンディングノート」に書き記しておきましょう。エンディングノートは遺言書とは異なり、法的な効力は持たないものです。

しかし、その分、縛られずに自由に書くことができます。

「自分の生き方」の生前整理

生前整理は、物の整理、情報の整理を行うとともに、自分自身の生き方の整理をするものでもあります。

生前整理として、物や情報の整理を行う中で、昔の思い出の品が出てきて、古い友人や昔お世話になった方を思い出すこともあるでしょう。そのような方に、感謝の気持ちや、過去の謝罪の気持ちを伝えることも生前整理の一つです。

物や情報を整理すると共に、過去の人間関係を振り返ることで、これまでに培った人間関係を大切にし、まだまだ続く自分の人生に目を向ける機会にもなります。物、情報、人間関係を整理整頓することで、自分の人生そのものが「後悔はなかった」と、心から言うことができるのではないでしょうか。

「これまでの生活のまとめ」ともいえる生前整理。

ここまで、生前整理のやり方と注意点をポイントに絞ってお伝えしていきました。

生前整理は、ただ単純に物を整理するだけでなく、財産、情報、これまでに生きてきた道等、あらゆることを整理整頓することです。

整理しにくいものでも、着実に、時間をかけてでも整理することで、これからの生活が更に意味合いのあるものになります。後悔の無い人生の終わりを迎えるためにも、きちんと生前整理を行いたいものです。

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