終活では生前整理が大きな作業のひとつとなりますが、
そのときに出た不用品はどのように処分するのが良いのでしょうか?
ものによって適した処分方法は変わってきますので、
確認してスムーズに生前整理を進めていきましょう。
この記事では、不用品処分の方法について、それぞれのメリットやデメリットを紹介していきます。
終活では少しずつ生前整理を進めていこう
終活の際の生前整理では、エンディングノートなどの書き置きに自分の死後に処分してもらうものを明記しておくか、
事前に不用品を処分しておくことが大切です。
家族にとっても不要なものが多く残ってしまえば、それだけ大きな負担をかけてしまうことにもなるでしょう。
不用品の処分は、1日2日ではとても終えられるものではありません。
後でやればいいということではなく、思い立ったときから少しずつ、不用品の処分を進めていきましょう。
終活の生前整理で出た不用品を処分する方法(1)家族や友人に譲る
自分では不要と思ったものでも、もしかしたら家族にとってはそうでないものもあるかもしれません。後々のトラブルを防ぐためにも、ものを処分してしまう前には、家族に声をかけてみると良いでしょう。
必要そうな友人に譲れるかを聞いてみるのも、おすすめの方法のひとつです。また、本や服などは自治体や慈善団体などに寄付できる場合もあるので、調べた上で利用してみてはいかがでしょうか。
終活の生前整理で出た不用品を処分する方法(2)自治体の回収を利用する
不用品を自分で捨てるときは、多くの場合は住んでいる自治体のゴミ回収を利用することとなるでしょう。
決められたゴミ捨て場には無料または少額で捨てることができますが、ゴミの分別が必要で、種類ごとに捨てられる日は決まっています。
自治体のゴミ回収場に持ち込む場合は、ゴミ捨て日の選択肢は増えますが、自分で持ち込む際の手間がかかります。車を持っていない方には、現実的には難しい方法でしょう。
終活の生前整理で出た不用品を処分する方法(3)リサイクルショップに依頼
家電や家具など、不用品のうちでお金になりそうなものはリサイクルショップに依頼して現金化する方法もあります。
事情があって使わないまましまい込んでいたものや、見た目もきれいで十分に使えるものであれば、リサイクルショップに引き取りを依頼してみましょう。
貴金属や骨董品などは、専門の買取業者に依頼した方が査定にも安心でき、より高い値段が付くこともあります。また、家電リサイクル法で対象となっている家電は、2,000から5,000円ほどのリサイクル料金がかかりますので覚えておきましょう。
リサイクルショップでは、汚れすぎていたり壊れているもの、古すぎるものには値段がつかないことがあります。値段がつかなかったものは、基本的に持ち帰らなければなりません。
終活の生前整理で出た不用品を処分する方法(4)フリマサイトに出品する
値段がつくかが判断のつきにくいものや、リサイクルショップでは引き取ってもらえなかったものでも、フリマサイトであれば価値を見出してくれる人が現れることもあります。
ヤフオクやメルカリなどをチェックして、同様のものが出品されているようであれば、ぜひ自分の不用品も出品してみましょう。値付けは同じ種類のもの、似たような年式や状態のものと同等にしておくと、より売れやすくなります。
商品がよく見えるように写真を撮り、出品する作業は、スマートフォンからであればとても簡単。発送作業は少し手間ですが、できるときにコツコツと取り組むと良いでしょう。
不用品回収業者に依頼して終活の生前整理を済ませる方法
不用品回収業者に生前整理そのものを依頼する方法もあります。
業者の作業にはものを要る、要らないに分別するところから含まれていて、不用品の中でも値段のつくようなものを現金化するところまでまとめてお任せすることができます。
不用品が大量にあり、自分だけでは運び出すのが難しいときでも、不用品回収業者に依頼すれば回収日にとらわれず、速やかに対応してもらうことが可能です。
不要な品の売却も不用品回収業者にお任せできる!
古物商の許可が下りている業者であれば、不要な家電品についてもひとまとめに処分するのではなく、可能なものは売却してくれるので、処分費用を抑えることができるでしょう。
リサイクルショップへ依頼したり、フリマサイトに出品する手間がかけられないとお悩みの方にもおすすめの方法です。
ただし、貴金属や車などの相続対象となるような高い値段がつきそうなものは、事前に専門の買取業者に依頼しておくようにしましょう。また、ほかのものに関しても、事前にネットで買取相場を確認しておくと、回収業者に安すぎる値段で売却してしまうことを防ぐことができます。
多くの不用品回収業者では、費用の無料見積もりに対応しています。まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。