終活をいつから始めるべきなのかと思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、終活は始める年齢にこだわらず、思い立ったときにできることから始めてしまうのがおすすめです。
終活ではいろいろなものを整理し、めんどくさいと思うようなことについても決めていく必要があります。
突然の病気や事故など、自分がいつ不自由になってしまうかはわからないもの。
今回は、自分が元気なうちから終活を行うべき理由を5つ紹介します。
終活を元気なうちから行うべき理由1:生前整理は体力と気力が十分なうちに
終活のうちの大きな要素のひとつが「生前整理」です。
所持しているものと財産を把握し、不要なものを処分することをいいます。
日頃からあまり使っていなかったものや、あることを忘れていたものを含めて整理、
処分していくことは、気力が十分なうちでないと始めることすら億劫になってしまうでしょう。
また、ものを捨てたり片付けたりする作業は、自分が思うよりもずっと体力を消耗する作業です。
1日ではとてもやりきれず、時間をかけて少しずつ整理する必要もあります。
生前整理は思い立ったときがベストタイミングで、決して早すぎるということはないのです。
終活を元気なうちから行うべき理由2: 早めの財産整理でトラブル防止
自分に万が一のことがあったとき、親族間で最もトラブルになりやすいのが財産に関することです。
どこにいくらあるのか不明確な状態だと、残された家族がすぐに把握することができず、大きな負担ともなってしまいます。
そこでまだ元気なうちに、生前整理の一環として「財産目録」を作ることをおすすめします。
普段利用している銀行口座以外に、他の口座に預金はどのくらいあるのか、不動産や貴金属、有価証券なども把握しておく必要があるでしょう。生前贈与をしておいたり、不動産を売却して現金化したりすることも、財産整理のひとつです。
また、借金や債務などのマイナスとなる財産についても、財産目録に記載しておきましょう。
財産を整理しておけば、自分の希望通りの財産分与も叶えることもできます。分配したいものと自分の死後の処分してほしいものの希望がある場合は、遺言書を作成しておくとトラブルを防ぐことができるでしょう。
終活を元気なうちから行うべき理由3: 介護が必要になる前に希望をまとめておく
正常な判断能力を失ってしまう脳疾患や認知症に、いつなってしまうかは誰にもわかりません。
自分がいつそういった状態になっても家族が困らないように、前もって介護について希望をまとめておきましょう。
介護施設に入所したいのかどうか、介護サービスを利用する場合に費用がどのくらいかかるのかなどを調べておくようにします。他の家族と離れて暮らしている方は、かかりつけの病院についてや、周りに介護してくれる人の有無についてもメモを取っておきましょう。
終活を元気なうちから行うべき理由4: お墓を建てるにはまとまった費用が必要
自分の死後にお墓を新しく建てることになると、数百万円程度のまとまった費用と、お墓を守ってくれる承継者が必要になります。
また、先祖のお墓をどうするかということも、同時に考えなければなりません。
自分一人だけでは決められないお墓選びについては、自分が元気でいろいろ動けるうちに、家族や親族とよく話し合いながら決めていくことが大切です。
また、葬儀の形式についてもまとめておけば、自分の希望通りに進めてもらうことができます。サービス内容と費用を調べ、メモを取っておくことをおすすめします。
終活を元気なうちから行うべき理由5: 早めの終活スタートで残りの人生を快適に
終活は自分の死後についてのことを決めるだけではなく、人生の締めくくりを考える過程で自分を見つめ直し、残りの人生についてもプランを立て直すこともできるようになります。
終活を元気なうちから始めれば、より良く生きていける期間が長くなるともいえます。
生前整理でものや財産を整理することで、家の中だけでなく、自分の気持ちにも余裕が生まれるでしょう。
終活の内容はエンディングノートにまとめておこう
終活で整理したことや決めたことは、すべてエンディングノートにまとめておくと、家族にもわかりやすく伝えることができます。書式に決まりはないので、気軽に書き込んでいきましょう。
終活の生前整理は不用品回収業者に任せるのもおすすめです。
終活、特に生前整理はできるうちから少しづつ取り組むのが良いのですが、自分の仕事の状況や、持っているものの多さなどから、手に負えないと感じている方もいるかもしれません。そういった時には、不用品回収業者に生前整理を依頼してみましょう。
早いうちに家の中をすっきりとさせてしまえば、快適に過ごせる期間が長くなりますし、万が一のときの家族の負担を減らすことができます。生前整理に詳しい不用品回収業者に依頼して、安心して片付けをお任せしましょう。