こんにちは！大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、関西エコクリーン代表の竹中です。

遺品整理を業者に依頼すると、どれだけリーズバブルな遺品整理業者に依頼したとしても、1LDKで最低7万円前後からと、決して安い金額ではありませんよね。いざ、遺品整理をしなければいけない場面になった時、その金額を調べてみて「とてもじゃないけどそんな金額は支払えない！」となってしまい、多くの人手を集め、長い時間と体力を使い、重いものを運ぶ危険も伴う遺品整理を自分自身の手で行う方もいらっしゃいます。

確かに、遺品整理を業者に依頼するとなると、決して安いとは言えない金額を支払わなければいけません。ですが、実際に遺品整理を業者に依頼し、最終的に支払った額を見てみると、事前に想定していた金額よりも安くなるケースも少なくありません。なぜなのでしょうか？

遺品整理では、家の中の不用品を処分するうえで、廃棄にするものは廃棄にし、売却できるものできるだけ売却に回し、少しでも手元にお金が来るようにしてくれる遺品整理業者がほとんどだからです。

そこで今回は、遺品整理で買い取りをして貰えるものを一覧にまとめました。遺品整理を業者に見積もり依頼をするにしても、まずは自分自身の目で、だいたいいくらくらいになるのかを計算してみるかたも多いかと思います。そのような時の目安に役立ててい頂ければと思います。

遺品整理で買い取りしてもらえるもの一覧

買い取って貰えるもの①：貴金属

買い取り相場：30,000円程～200,000円程

指輪やネックレス、ブローチなどのアクセサリーは貴金属として高額買取を期待できます。ただし、ロレックスやオメガ等のブランドものは、貴金属として査定に出すよりも“時計”として査定に出す方が高くなる場合があります。

貴金属を高く売るコツ

アクセサリーや時計が名の知れた高級ブランドである場合は、貴金属としてではなくその品目として査定に出します。それ以外のブランドでないものは貴金属として査定に出すと買い取り金額も高額になる場合が多いです。時計の買取の専門業者、貴金属買い取りの専門業者にそれぞれ依頼するのもコツです。

買い取って貰えるもの②：時計

買い取り相場：20,000円程～300,000円程

オメガやロレックスなどの高級時計は、一本で数十万円の高値が付くこともあります。特にロレックスは金額が下がりにくく、「デイトナ」ともなると数百万円で買い取られることもあります。

時計を高く売るコツ

新品の時計にはケースや保証書が付属しています。そのケースや保証書も一緒に査定に出すと、買い取り金額も高くなります。また、自分で拭き取れる汚れはできるだけ拭き取ります。その上で、複数の業者に相見積もりを出し、交渉することも高額買取をして貰うためには必要です。

買い取って貰えるもの③：家具や家電

買い取り相場：10,000円程～30,000円程

民芸箪笥や和箪笥等は新品でなくとも需要が高く、高額査定になる可能性もあります。家電の場合は、購入から5年以内であれば売れる可能性も高くなります。洗濯機や冷蔵庫、炊飯器などのいわゆる「白物家電」と呼ばれる部類の物は値が付かないこともしばしばありますが、テレビなどの高額な家電は買取が期待できるでしょう。

家具や家電を高く売るコツ

家具や家電はホコリを落としたり汚れを拭き取って見た目を綺麗にしておくことが高額査定につなげるコツです。保証書や説明書、コードなどの付属品は出来るだけ揃え、動作確認も済ませておくようにします。

買い取って貰えるもの④：着物

買い取り相場：10,000円程～50,000円程

遺品整理時に着物が出てきた場合は少々注意が必要です。“衣類”としてリサイクル品で出してしまうと、数百円～数千円になってしまいますが、織られた年代や素材、作家などによって査定額が高額になることもあります。大島紬や友禅染、西陣織などの伝統工芸品に近い着物は、美術品としての価値も高く、高額な査定額を期待できます。

家具や家電を高く売るコツ

着物を査定に出すときには、一枚一枚査定してくれる業者を選ぶことが高額査定に繋げるコツです。着物を査定に出すうえで、汚れや使用感もポイントになりますが、年代や素材によっては、状態がよくないものでも高額になる場合があります。

買い取って貰えるもの⑤：洋酒や焼酎

買い取り相場：1,000円程～200,000円程

洋酒や焼酎等の高級なものはコレクターも多く、お酒そのものに加えてボトルにも価値がある場合があります。メーカーや生産年、箱の有無や状態などによって買い取り額に差が出ます。特にブランデーでもヘネシーリシャールやレミーマルタンルイ13世等はバカラ製のボトルに入っており、コレクターも多く、買い取り額も高額になります。

洋酒や焼酎を高く売るコツ

洋酒や焼酎を売るときにはボトルの汚れをできるだけ拭き取っておきます。ラベルに汚れやしみがあると買い取り額低下の原因になってしまうので、ボトルを拭くときには細心の注意をする必要があります。箱や替え蓋が付いているものはかならず一緒に査定に出すようにします。

遺品整理での見積り額と実際にかかる金額は違う！

今回は、遺品整理をするうえでの高額で買い取って貰えるものと高く売るコツについてお伝えしてきました。実際に遺品整理を行うと、売れるものが出てくる事がほとんどですし、場合によっては売却額で遺品整理の料金が賄えてしまう場合もあります。また、自分自身で遺品整理をして売却するよりも、売却についても詳しい知識をもった遺品整理業者に依頼した方が、適切な買取を行ってもらえるということも少なくありません。

まずは、これから遺品整理をする家から売れそうなものを探し、ザックリと計算してみると、いがいとかかる金額を少なく抑えられることが分かるかもしれませんよ。