遺品供養はお焚き上げで。費用感や相場はいくら?

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表の竹中です。

大切な人が亡くなると、やらなければならないことがたくさんあります。

お通夜、お葬式、四十九日、故人様の遺品整理など。

親戚を集めたり、葬儀などは専門家に頼んだり、遺品整理は業者に依頼するなど、第三者が関わってくる事ばかりで、想定していなかったような壁に当たることもあります。

中でも初めて遺品整理を行う場合は、どこから手を付けて良いのか、売却するべきなのか破棄するべきなのか、破棄の仕方は正しいのかなど、思ったように進まないことも少なくありません。

今日は、そんな遺品整理の次に必要な「遺品供養」についてお伝えしていきます。

これから遺品整理が控えている人は、実際に行うと迷う場面にも出くわすことかと思います。この記事を事前に読んでおくことで、実際に遺品整理を行った際に迷うことなく行えるかと思います。

遺品供養とは?全ての物に対して行わなきゃいけないの?

大切な人が亡くなった後、その故人様が使っていた物は全て“遺品”になります。遺品には、「亡くなった方の魂が宿っている」と言われており、その遺品を供養する必要があるのです。

供養の方法は、多くの場合は神社やお寺で行われている“お焚き上げ”で、浄火と呼ばれる神仏にささげる神聖な火で遺品を焼くことにより供養するのが一般的です。

遺品整理を行うにあたり、遺品供養を行うことは故人様にとっても残されたご遺族様にとっても大きなポイントです。

お焚き上げは全ての遺品に対して行わなきゃいけないの?

亡くなった方の持ち物は全て遺品になり、遺品の一つ一つにはそれぞれ魂が宿っているというお話をしました。

では、全ての“遺品”に対して遺品供養を行わなければならないのでしょうか?

遺品供養やお焚き上げの考え方から見ると、すべての遺品に対して遺品供養をする必要はありません。遺品供養が必要なものは、故人様が生前特に愛用していたり、日常的に身に着けていたものものです。

例えば、メガネ、寝具、衣類、人形、本、ぬいぐるみなど、故人様の思い入れが強いものに対して、遺品供養をすると良いとされています。

しかし、故人様が生前に“残しておきたい”と希望していたり、代々受け継がれてきたものは出来る限り遺品供養をすることなく、そのまま受け継いで使うようにしましょう。

遺品供養(お焚き上げ)は日本の大切な風習

遺品供養(お焚き上げ)は、日本独自の風習で、

「一つ一つの物に魂が宿っている」というのも、日本で古くから伝わる風習の一つです。

また、どんなものにでも魂は宿るとされており、古い雑巾やホウキ等を粗末に扱うと妖怪になるという昔話もあります。錆びて使えなくなった古い針を供養する“針供養”といった習慣がある地域もありますが、それは昔話の名残とも言われています。

そのため、「人形やぬいぐるみはそのまま捨てるのは気が引ける」「お守りや神棚、仏壇やお守りは遺品供養が必要なのでは?」という考え方の原点にあるのは、「全てのものに魂が宿っている」という考え方に由来する物です。

故人様のご冥福をお祈りする「遺品供養」

故人様が生前に使用して、特に思い入れの強かったものには、「故人様のぬくもり」が残っているものも多くあります。お焚き上げを行うことは故人様ち会えなくなってしまうようで、なかなか手放せないものもあるかと思います。

ですが、遺品供養は、故人様の冥福を祈るうえでも大切な儀式の一つです。また、遺品供養は故人様のみならず、残されたご遺族様にとっても重要な意味合いがあります。

故人様が生前に大切にしていたものを、浄火と呼ばれる神仏にささげる神聖な火で遺品を焼くことにより供養することで、残されたご遺族様の気持ちを整理し、前に進むことができる“お別れの儀式を行う”といった意味合いも強いです。

遺品供養の費用はいくらくらいかかるの?

遺品供養にかかる費用は、相場で言うと5,000円くらいからです。

ただし、共同供養にするのか、現場供養にするのかや、供養してもらう場所や物の量によっても費用は違ってきます。共同供養の場合であれば5,000円前後から、現場供養の場合だと安いところで10,000円程、相場は20,000円前後です。

供養箱での供養の場合は12,000円程度、供養袋で供養する場合は18,000円程になる場合が多いです。

遺品供養の方法は2通りある。

遺品供養の方法は主に2種類に別れます。

現場供養。

②共同供養。

現場供養とは、主に故人様が住んでいた場所に僧侶が出向き、お経を挙げたりしながら供養する方法です。

共同供養は、供養したい遺品をお寺や神社に預け、他の方の遺品と一緒に供養を行う方法です。ご遺族様がお寺や神社に遺品を持ち込むのが一般的ですが、故人様が愛用したものを箱やビニール袋に入れて供養するといった方法もあります。

業者に依頼する方法もある。

遺品供養の方法とその費用についてお伝えしてきました。

遺品供養のは故人様の事を思うのであれば、なるべく行いたい事ですし、ご遺族様の気持ちを整理する意味でも行いたいです。

しかし、供養したい遺品を自分自身でお寺や神社に持ちこむことは体力的に大変な場合もあります。そういう場合は、遺品供養をまるまる業者に任せてしまうのも有効な手段の一つです。

遺品整理を数多く請け負ってきた遺品整理業者なら、遺品供養について詳しく知っていますし、どこのお寺にもっていくのが良いのかも判断してくれる場合もあります。

自分自身であれこれ悩む前に、まずは詳しい方に相談してみるところから始めてみてはいかがでしょうか?

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