こんにちは!
大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、
関西エコクリーン代表の竹中です。
あなたは情報収集をする時、何を使ってますか?
テレビ・ラジオを視聴したり、新聞や本を読んだり、調べ物をしに図書館へ行ったり…
友人や家族づてに、耳よりな情報が入ってくることもあるでしょう。
しかしながら、最も多いのは“インターネットを利用した情報収集”なのではないでしょうか?
1992年のインターネットの登場を皮切りに、
ネット人口は爆発的に増加。
27年目、2019年の今日に至っては、日本国民の90パーセント近い人口が
インターネットを普段から利用しているという観測データもあります。
ネット利用人口の増加に比例して起こるのが、データの増加。
閲覧するだけではなく、自ら情報を発信できるSNSの登場により、
web上のデータも加速度的な増加を続けています。
“デジタル遺品整理”という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
遺品整理というと、故人様が遺した、“目に見えて手に取ることのできる遺品”を
整理するイメージがありますよね。
しかしながら、それと同じくらい大切なのが
故人様が遺した“手に取ることができないデータとしての遺品”を整理することです。この記事では“デジタル遺品整理”について、詳しく見ていきます。
ただでさえ、多くの時間と労力が必要な遺品整理です。
ついついおざなりになってしまう“デジタル遺品整理”ですが、
しっかりと行っておかないと大変なことになってしまうかもしれませんよ。
デジタル遺品整理とは具体的に何なの?
さて、“デジタル遺品整理”とは、何なのでしょうか?
デジタル遺品整理とは、パソコンやスマートフォンの中にある情報、web上に上がっている故人様のデータを整理整頓することです。
インターネットの登場、その使い勝手の向上とともに、
様々な情報や資産をパソコンやスマートフォンで管理する人が増えてきています。
例えば、故人様が運用していた株やFXの情報がweb上にあったり、
ネットバンキングの残高や決済の情報がスマートフォンやパソコンの中に残っている可能性もあります。
このような“デジタル遺品”は、当然相続人のご遺族様が引き継ぐことになりますが、
株やFXの負け金や、クレジットカードの支払い等、“支払わなければいけない遺産”も相続してしまう可能性があります。
また、インターネット等の月額有料サービス等、退会や解約の手続きを速やかに行わないと、後に余計なお金がかかってくるケースもあります。
そのようなトラブルを防ぐために、遺品の相続人であるご遺族様が、
パソコンやスマートフォンの中にあるデータの中に、“デジタル上の遺品”が遺されていないか、機器の中身を把握することが大切になってきます。
デジタル遺品整理中に起こりやすいトラブルとは?
デジタルデータの中に故人様の異性関係が分かるものが見つかる
故人様が使用していたスマートフォンの写真フォルダや動画ファイルを開くと、故人様の異性関係が分かるものが見つかってしまうかもしれません。
今の結婚相手ならまだしも、以前に付き合っていた人や、全く知らない人と親しげに写っている写真が見つかってしまうと、ご遺族様はショックを受けてしまいますよね。
そのような写真や動画が長時間放置されているのは決して望ましいと言える状態ではなく、“デジタル遺品整理”の一環として完全に消去してしまうのが望ましいです。
ご遺族様がインターネットバンクが利用できない
インターネットバンクを利用する人が増え、若い方のみならず、
年配の方でもweb上でお金の管理をしている人が多くなってきました。
遺品整理が一段落し、故人様のインターネットバンクのお金を引き出そうと思っても、
IDやパスワードが分からないのであれば、簡単にお金を引き出すことは出来ません。
また、ブラウザ上にIDやパスワードが残っている可能性もあるので、
なるべく早めの対処をした方が好ましいです。
故人様の友好関係が分からない
故人様のご近所づきあいや、昔からの友人等であれば、ある程度はご遺族様も把握してますし、連絡も取りやすいでしょう。
しかしながら、web上にも、リアルと同じくらい仲のいい友人が存在するケースも少なくありません。
更新が止まったSNSにはたくさんの心配するメッセージが届いていたり、メールが届いていることもあります。
当人が亡くなったという事実はプライベートな事なので、web上で大っぴらに公開することは避けた方がよく、そのまま放置してしまうのか、個別で公表するのかはご遺族様の間で慎重に議論する必要があります。
SNSのデータを削除できない
故人様がInstagramやFacebook等のSNSを利用していたのであれば、
早めにアカウントの削除申請をしましょう。
削除申請をする画面は、入り組んだ場所にあることもあり、
調べても分からない場合はお問い合わせフォームなどから連絡を取ってみましょう。
メールやSNSの履歴からご遺族様が知らなかった事実を知ってしまう
パソコンやスマートフォンのメールも、
デジタル遺品整理をしなければいけない対象の一つです。
メールの送信履歴から、不倫の事実が見つかってしまうなんてことも少なくありません。
故人様一人の問題であれば、そっと削除してしまうのが一番の対処法なのですが、
不倫など、相手がいる場合ではそういうわけにもいかず、専門家に相談し、適切な対応をする必要があります。
トラブルを起こさないための“デジタル遺品整理”でできる事。
デジタル遺品整理の難しい点は、“目には見えない”というところです。
目には見えないがゆえに、すべてを把握することは非常に困難です。
普段からインターネットを利用している人なた一度は経験かあるかと思いますが、
パスワードやIDが分からなくなってログインができない
といった事態。
自分のログイン情報さえ忘れてしまうことがあるのに、
第三者のものとなると完全に把握するのはほぼ不可能です。
そのような時に利用したいのが、デジタル遺品整理のプロです。
・インターネットバンキングのログインIDやパスワード。
・スマートフォンやパソコン上のデータの完全な消去。
・膨大なデジタルデータの処分方法。
素人では分からない部分まで適切に処理してくれます。
故人様のデジタルデータ、“大丈夫だろう”で済まして後に後悔する前に、遺品整理のプロに相談してみてはいかがでしょうか。