遺品整理を依頼する前にやっておかなければならない6つの事。

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表の竹中です。

大切な人が亡くなると、

やらなきゃいけない事の中で真っ先に思い浮かぶのは

葬儀の手配ですよね。

それが終わると、次に親戚が集まるのは四十九日法要の時。

遺品整理をして、形見分けに出すものを選定するのは、四十九日法要までに行う方が多いです。

そして、遺品整理を自分自身の手で行う方もいますが、

時間の都合、体力面、距離の問題等で、遺品整理業者に依頼される方も少なくありません。

遺品整理業者に依頼するとなると、依頼した側は何をするべきなのでしょうか?

遺品整理業者は、遺品整理のプロとはいえ、

ご遺族様や個人さんにとっては第三者であり、

全くの赤の他人です。

他人に身内のプライベートの全てを見せるのは、

気持ちのいいものではありませんよね。

今日は、遺品整理を依頼してくださったご遺族様から質問が多い、

「実際の遺品整理当日より前に何をしておくべきなのか」

についてお伝えしていきます。

これから遺品整理を業者に依頼する予定のある人は、

参考にして頂ければと思います。

遺品整理を依頼する前にやっておかなければならない6つの事

1.遺言書があるかどうかの確認

遺言書は、故人様の自宅にある場合とそうでない場合があります。

平成・令和に入ってから作成された遺言書であれば、

“日本公正証書連合会”の遺言書検索システムを利用して検索することが可能です。

この検索は、日本全国の公証役場が対象で、

故人様が作成した遺言書が公正役場に預けられているのであれば、

最寄りの公証役場から検索することができます。

なお、この遺言書検索システムはトラブル防止などの観点から、

亡くなった方の遺言書のみを検索することができます。

自筆の遺言書の場合は、故人様が遺言書をしまっていそうな場所や、

故人様と親しく、信頼ができる人に預けている場合もあります。

相続人が誰なのかを特定する法的な相続人を特定するのには、故人様が生まれてから亡くなるまでの戸籍が必要になります。

遺品整理をする時に、親族や兄弟等、かりきっている身内を改めて確認するのは不自然に思いますよね。

身内の中で戸籍が明らかであっても、法的な手続きである“相続”をするにあたって、銀行や法務局などでの手続きを行う際、担当者に証明するうえで故人様の戸籍が必要になります。

また、場合によっては戸籍調査を行った方が良いこともあります。

相続人は主に親や子、兄弟や姉妹等が考えられますが、実際の戸籍を見てみると、養子縁組の事実があったり、過去に認知した子供が出てくる場合があります。

2.現金や有価証券、不動産や動産等の財産を確認

遺品整理を行う前には有価証券などの書類や、預金通帳を確認します。口座の名義人が亡くなった場合、払い戻しの手続きが必要になります。

また、払い戻しも通常の預金から降ろすのよりも多くの書類と手続きが必要になります。

相続人の戸籍謄本や印鑑証明書など事前に用意しておく必要があります。

3.遺品の中から相続財産となるものがあるか確認

相続をする場合、故人様のプラスの財産だけでなく、マイナスの財産も引き継がなければなりません。

3.1.プラスになる相続財産

・預貯金・株券・小切手等

・家や土地・店舗や借地権等
・自動車や家財、骨董品・宝石・美術品等
・ゴルフ会員権、損害賠償兼等

3.2.マイナスの相続財産

・未払いの住宅ローンや小切手
・未払いの医療費や税金等

4.形見分けの遺品を取捨選択する

形見分けに出す品物を選ぶ際、

気を付けなければならない点がいくつかあります。

・贈与税はかからないのか
・分ける直前になって揉めないように分割は済んでいるか
・包装してはいけない
・“不要”だという方に押し付けてはいけない

これらを守らないと、

員が納得のいく形見分けは出来ませんし、

故人様にとっても失礼になってしまいます。

形見分けは、あなただけではなく、

故人様と関わっていた皆の心を整理する意味合いもあります。

押し付けになったり、嫌な思いをする人が出ないよう、

事前準備と配慮に気を配るようにしなければなりません。

5.ある程度仕分けが済んだら、遺品整理を業者に依頼

“自分でできる範囲を全て終わらせてから遺品整理業者に依頼しなければならないのか”

と思う方も多いかと思いますが、その必要はありません。

普段は運ぶことのないような重いものを無理に運ぼうとすると、

ケガに繋がりかねませんし、あまり計画性のないままに手を付けては、

かえって遺品整理の場を混乱させる原因になってしまいます。

ある程度、妥協できるところまでの遺品整理が住んだら、

業者に依頼するようにしましょう。

悩む前に相談してみるのも一つの手

ここまで、“遺品整理を業者に依頼する際に行うべき6つのこと”をお伝えしてきました。

遺品整理をする場面は生きていて何度もあるものではないですし、

実際に弊社に依頼される方のほとんどが、

遺品整理を行うのが初めての方です。

「ある程度自分自身で片付けてから遺品整理業者に依頼する」

のでもいいですが、実際に部屋の中を見ると、

物の多さ、家の広さに、どこから手を付けたらいいのか混乱してしまう方もいらっしゃいます。

大切な方が亡くなるというのは、

葬儀や四十九日法要など、ただでさえ、気を遣うことが多いです。

まずは、多くの遺品整理を手掛けてきたプロの目で見てもらって、

大体の目途を付けた後に、自分自身で行い、

最終的に遺品整理業者に頼むとスマートに進むかと思いますよ。

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