遺品整理時のゴミの処分はどうする?正しい分別と廃棄方法。

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表のシゲです。

遺品整理を行うと、形見分けや売却、

引き取りが出来なかった大量のゴミが出ます。

大量のものがある家屋の中のもので形見として分けられるのはほんの一部で、

売却や引き取りを行ってもらえるものも多くはありません。

ほとんどのものが“ゴミ”として処分しなければならず、

その種類と量に

「どう分別したらいいか分からないし、量も多すぎるしどうしよう…」

と頭を抱えてしまう方も少なくありません。

今日は、遺品整理時に出たゴミの正しい分別と廃棄の方法をお伝えしていきます。

1. 遺品整理時のゴミの分別は難しい!正しい分け方。

1.1.不燃ごみの分別と正しい処分方法

遺品整理時に出るゴミの中で、多くを占めるのはこの不燃ゴミです。

日常生活の中でこの不燃ごみを処分しなければならないこともありますが、

遺品整理を終えるとはるかに多くの不燃ゴミが出ます。

陶器やガラス、プラスチックや缶類等で、

“燃えないゴミ”・“燃やしてはいけないゴミ”と表現されています。

自治体の指定された曜日に出す必要があります。

1.2.可燃ごみの分別と正しい処分方法

可燃ゴミに関しては、遺品整理に関わらず、日常生活でも多く出ますよね。

紙くずや食品が主で、“燃えるゴミ”・“燃やせるゴミ”と表現されています。

自治体の指定された曜日に出す必要があります。

1.3.家電4品目の分別と正しい処分方法

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの4つは“家電四品目”と呼ばれ、処分方法が少々特殊になります。

家電の中に使われているレアメタルなどの資源を有効利用する観点から、“家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)”という法律に則り、処分する必要があります。

1.4.粗大ごみの分別と正しい処分方法

遺品整理において、多く出るゴミの種類の一つが“粗大ゴミ”です。

タンスやベッドなどの大型家具、自転車などがこの粗大ゴミに分類されます。

粗大ゴミを捨てるには、あらかじめ自治体に連絡をし、

定められたゴミのシールを貼り、回収日に指定のある場所へ持っていく必要があります。

1.5.パソコン(小型家電)の分別と正しい処分方法

パソコンやゲーム機、電子レンジや炊飯器、ラジカセ等、

家電四品目以外の家電製品は

“小型家電リサイクル法(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)”に則って処分しなければなりません。

こちらも家電リサイクル法と目的は同様で、

使用されている金属等の資源を再利用することが目的です。

また、パソコンの処分時には中のデータに含まれている個人情報等を配慮して処分しなければなりません。

事前にパソコン専門業者にデータの処分を依頼するか、パソコンごと処分してもらう方法もあります。

1.6.自動車の分別と正しい処分方法

自動車の処分に関しても、

法律に則った処分方法をとる必要があります。

綺麗な状態の車や、スーパーカーやスポーツカーであれば物的にも価値は高いですし、

形見分けをしたり好きな方に譲ってもいいかもしれません。

廃車にする場合でも自分で行うのは困難なので、専門業者に依頼する必要があります。

1.7.有害ごみの分別と正しい処分方法

蛍光灯や乾電池、スプレー缶など、

有害物質が含まれているゴミは有害ゴミに分類されます。

処分の過程で有害物質が流れ出てしまったり、ゴミ処分施設の方の安全を守るために分類されています。

自治体のルールに則った処分方法に従う必要があります。

2.遺品整理時の大量のゴミはどう処分したらいいの?

上記では遺品整理時に出るゴミの分類と、処分方法についてお伝えしてきました。

処分するゴミの量が家庭から出る一週間ほどの量であれば、基本的には自治体のルールに則って処分すれば問題ありません。

しかし、遺品整理では普段とは違い、何袋もの大量のゴミが出ます。

普通に分別して出すことも可能なのですが、一度に出せる量は決まっているため、何度にも小分けにして出す必要があります。

結果的には多くの時間がかかってしまいますし、遺品整理自体を長引かえてしまいます。

個人で処分できないほどの大量のゴミは不用品回収業者、便利屋等に依頼するのが良いでしょう。

2.1.ゴミの処分を便利屋・不用品回収業者に依頼する時の注意点

「何でも回収します」と謳っている便利屋や不用品回収業者は多くありますが、

注意しなければならない点があります。

一般家庭から出るゴミを回収するには国からの専門の許可を持っていなければならず、

リサイクル品として買い取る場合でも“古物商”といった許可が必要です。

一般廃棄物運搬収集運搬業許可を持っていない業者は謳い文句通りの「何でも」を回収することはできません。

また、違法な不用品回収業者が存在することも事実で、回収した粗大ゴミなどを人けのない山林や脇道に捨ててしまう業者も存在します。

廃棄物処理法という法律では、そのように粗大ごみを放棄した業者だけでなく、依頼した人にも罰則が設けられる可能性があるということが記されています。

不用品回収を依頼する業者には、一般廃棄物運搬収集運搬業許可を持っているのか尋ねる方がいいでしょう。

3.遺品整理業者は“煩わしいこと”をまるっとひきうけてくれる

ここまで、遺品整理に時に出たゴミの分別と処分方法とお伝えしてきました。

普段は仕分けたことのないものの分別は分かりづらいものが多く、処分方法を誤ってしまっては自治体に迷惑をかけるかもしれませんし、余分にお金がかかってしまうかもしれません。

遺品整理業者は、そのような、調べながら考えながら行わなければいけない遺品整理の大部分を行ってくれますし、遺品整理時に出た大量のゴミも併せて引き取ってくれる場合が多いです。

少しでも、

「自分だけで遺品整理を行うのは難しいかも」

と思ったら、一度、遺品整理のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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