遺品整理はいつから行う?失敗しない時期とタイミング。

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、関西エコクリーン代表の竹中です。 

いざ、遺品整理をしなければいけない場面に直面した時、様々な疑問点が浮かんできます。

・遺品整理はいつから行えばいいの?

・自分自身でやるべき?それとも業者に頼む?

・費用はいくらかかるの?

・形見分けってどんな感じですればいいの?

・相続税っていくらくらいかかるの?

等々…

遺品整理を行う機会は生きていてそんなにありませんし、初めての経験ばかりで戸惑ってしまう方も少なくありません。

今日は、遺品整理をしなければいけなくなった時、いつから行えばいいのかや、遺品整理を行う適切なタイミングについてお伝えしていきます。

1.遺品整理はいつから行う?失敗しない時期とタイミング。

まず、遺品整理を行う上で、いくつか考慮しなければいけないことがあります。

1.1.遺品整理を行うあなた自身の気持ちの整理

遺品整理は「この日までにしなければならない」といった決まりがあるものではありません。

遺品整理をしなければならないタイミングでは、葬儀や告別式に加え、住居、保険、不動産等多くの手続きが必要です。大切なご家族が亡くなって間もなくはなかなか遺品整理をする気持ちになれないことも多いです。ほとんどの手続きが終わり、気持ちに余裕ができてから行うのが良いでしょう。

1.2.手続きを急がなければいけない場合もある

 「気持ちの整理ができてから行うのが望ましい」とはいえ、手続きの中には急がなければいけないものもあり、それに伴って遺品整理をしなければならない場合もあります。 

例えば、故人様が賃貸の住宅に住まわれていた場合、月をまたいでしまうとその分の家賃がかかったり、年金の手続きが遅れてしまうと、支払われた分を返金しなくてはなりません。全体的な遺品整理は気持ちが落ち着いてから行うのが良いでしょうが、各種手続きに必要な書類は早めに整理しないと後々面倒なことになりかねません。

1.3.形見分け時にトラブルにならないよう配慮

遺品整理は勿論、「故人様の生前の所有物全てを、適切な場所に収める」ことで、イメージとしては大掃除に近いものです。

しかし、もう一つの目的は「故人様の生前に築かれた遺産を、残されたご遺族や親族で分配する」といったものです。 どのくらいの遺産があったのか、誰にどのくらい分配されるのか、故人様の思いはどうなのか等、明確にしておかななければ後にトラブルの火種になることも考えられます。

1.4.専門業者が行う特殊な清掃が必要な場合もある

遺品整理を自分自身で行う場合でも、業者に依頼する場合でも、貴重品などの遺品はまずご遺族様自身で引き取るのが望ましいです。

場合によっては、足の踏み場が無いくらいまで物で溢れていたり、衛生面から部屋へ入ること自体が厳しいこともあります。 そういう場合には人が踏み入れられる状態まで室内を回復してくれる専門の業者に依頼しなければなりません。

2.多くの人はいつ遺品整理を行ってるの?

最も、遺品整理が行われるタイミングとして多いのは、“49日法要が終わった直後”です。

理由としては、遺品整理を行う上で自分一人で判別でないものも多く、親族の多くが集まっているため、形見分けをしやすいためです。49日法要では、親族が多く集まっており、多くの人手を必要とする遺品整理自体を行ってしまう方も多いです。

しかし、上記にも書いたように、遺品整理を早めに行った方が望ましい場合もあります。手続きの関係であったり、親族の集まる予定が合うのが遅くなってしまう場合などです。特に、故人様が賃貸に住んでいた場合では、以降の家賃がかからないよう、大家と遺品整理の時期を話し合うと良いでしょう。

3.故人の遺品整理を行う際、多くの人がつまづく点

故人様の遺品整理を行う際、多くの方が「思っていた以上に大変で、予定よりも多くの時間がかかってしまったということを経験しているようです。

ここでは、どのような点でつまづきやすいのかを見ていきます。

3.1. 遺品の量が思っていたよりも多かった

最も多い困りごとが遺品の量が思っていたよりも多かった」ということです。

遺品整理では、小さいものだけでなく、一人で持ち上げられないような家具や家電も片付けなければならないため、一人での作業が厳しい場合もあります。また、“足の踏み場もないくらいに物が溢れてた”という場合も、思ったように作業を進行させることが難しいです。

3.2.どの遺品を誰に形見分けすればいいのか判断が難しい

遺品整理においてなるべく抑えたり、故人様もご遺族様も自分自身も納得のいくものにするには、処分する物をなるべく少なくする”ことです。

そのためには、形見分けを皆の納得のいく形で行ったり、処分したいものをなるべくリサイクルや売却に回し、お金に変えることが必要です。しかし、個々のものをどうしようかの判断は瞬時に行えないことも多いため、ここでも困ってしまう人が多くいます。

3.3遺品整理業者によるトラブル

遺品整理業者の選び方によっては、思わぬトラブルを招いてしまう場合もあります。

遺品整理業者によるトラブルは、いくら依頼者様が原因ではないとしても、できれば避けたいですよね。ここでは、実際にあった、遺品整理業者と依頼者様間で起きたトラブルはどんなものがあったのでしょうか。

1. 高額な遺品を相場以下の価値で買い取ってしまう遺品整理業者
2. 遺品整理の作業完了後に、見積もりの4倍近い金額を請求された
3. 人目に付かない森林などに遺品を不法投棄する遺品整理業者
4. 家を遺品整理業者のみにした間に、高額な貴金属が無くなっていた
5. 事務的な作業で、確認もせずに全て破棄されてしまった

細かいトラブルを挙げればキリがないのですが、このようなトラブルを避けるためにも、複数の遺品整理業者に相見積もりを取ったり、実際に対話してみるなどして、遺品整理業者の選定も慎重に行う必要があります。

4.後悔の無い遺品整理にしよう。

ここまで、遺品整理を行うべきタイミングと注意点についてお話してきました。実際に遺品整理を実際に行うとなると、配慮すべき点やトラブルになりそうなこと等、多くの事に気を使わなければなりません。

親しかったご家族が亡くなって、気持ちが晴れないうちでも時間は待ってくれないこともあります。故人様のためにも、自分自身のためにも、ご親族様のためにも、不要なトラブルにならないよう、あなたの遺品整理にプロの目を入れ、皆が納得のいく形にしてみてはいかがでしょうか。

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