遺品はどうするのが適切?残された衣類の具体的な整理方法。

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表のシゲです。

いざ、遺品整理を始めようと思って取り組んでみると、

その量や家の広さで、想定以上に大変ですよね。

中でも、故人様が残された衣類は特に量が多く、

その体積も大きいことから、整理に苦労される方は多いです。

また、普通の衣類の整理ではなく、

遺品としての衣類は整理に困るものも多く、

「どうするのが適切なんだろう?」

と頭を抱えている方も多いようです。

今日はそんな、

遺品としての衣類の整理方法をプロの視点からお伝えしていきます。

これから遺品整理をしようと考えてる方は必見の内容です!

1.遺品整理、どこから手を付ける?

故人様の部屋や家を遺品整理することになり、

まず、立ちはだかる壁としては

“どこから手を付けばいいか”

ということです。

膨大な敷地面積、部屋数、

思っていたよりも部屋の中が散らかっていたりと、

手を付ける前から気が滅入ってしまう方も多いようです。

遺品整理をするべき部屋や、家屋全体を一通り見た後は、

まずは衣類の整理から始めるのが、遺品整理を効率よく行うコツです。

理由は簡単で、衣類は特に量が多く、

衣類をまず先に片付けることで、

遺品整理全体の先行きの見通しが立ちやすくなるからです。

2.遺品としての衣類の整理の仕方のコツ

遺品としての衣類の整理の仕方のコツは、

“分類作業をする”ということです。

「この服はまだ着られそうだな。」

「高そうだし、残しておいた方がいいかな。」

等と、一枚一枚悩んでいては膨大な時間がかかってしまい、

遺品整理はおろか、衣類の整理さえ終わらなくなってしまいます。

どのように分類作業を進めていくかというと、

まずは、

・取っておくもの

・捨てるもの

・一旦保留にするもの

に分けていきます。

2.1.取っておくもの

“取っておくもの”に分類するべき遺品衣類は、

故人様が特に気に入っていた衣類、ご遺族様が時に印象深い衣類です。

故人様が特に気に入っていた衣類は、残されたご遺族様で形見分けをしてもいいですし、火葬の際に故人様に着せてあげてもいいかと思います。

一昔前まで、火葬の際は“死装束”という、特別な衣装を

故人様に着せてあげることが主でしたが、

近年では故人様が生前に気に入っていた服を着せてあげるご遺族様も多くいます。

2.2.捨てるもの

“捨てるもの”に分類すべき衣類は、

傷みの激しい衣類や下着類です。

いくら“遺品”だからと言って

何でも手元に残しておけば良いというわけではありません。

これらの衣類は“遺品”ではありますが、

通常の処分と同様に、自治体のごみ分別ルールに則って

処分してしまっても問題ありません。

2.3.一旦保留にするもの

“一旦保留にするべき衣類”は、

新品に近い衣類や、着物やスーツなどの高価なもの、

欲しいと思うご親族様がいそうな衣類です。

新品に近い衣類は、残されたご遺族様が世代を引き継いで使用してもいいですし、

着物やスーツ等、価値の高いものは形見分けや、売却をしてもいいかと思います。

また、欲しいと思うご親族様がいそうな衣類に関しては、

親族が集まりやすい四十九日やお葬式時に親族どうしで話し合い、

「欲しかったのに処分されてしまった」と、

悲しい気持ちになる人を出さないようにしましょう。

3.遺品衣類は“そのまま”とっておくだけが手段ではない!

「捨てるのは気が引けるけど、取っておくのも困難。」

だという遺品衣類も出てくることでしょう。

そうなってしまった衣類は、

形を変えて保存しておくのもおすすめです。

遺品衣類をパッチワークの柄として使ったり、

ぬいぐるみの一部にする方法もあります。

また、裁縫が得意ではない方はプロが行う裁縫サービスを

利用してみてもいいかもしれません。

遺品衣類の数が多い場合や、置いておく場所が確保できない場合、

スマホカメラで撮影して、“データとして保存しておく”という方もいます。

4.最後まで残ってしまった遺品衣類はどうしたらいいの?

4.1.遺品の服を供養して処分する

遺品衣類を供養したいという方は、

神社やお寺などで行っている「お焚き上げ」を行ってもらうと良いでしょう。

お焚き上げを行ってくれる人社やお寺などは限られていたり、

近年では少なくなっていますが、分からない場合は一度尋ねてみましょう。

4.2.遺品の服を分別して家庭ごみとして処分する

遺品衣類でも、すべてを供養したり、

遺品分けする必要はありません。

自治体の決まりに沿ってゴミとして出す方法も

手段としては有効です。

4.3.遺品の服を遺品整理業者を利用して処分する

遺品整理業者に全てお任せしてしまうという

方法もあります。

「捨てるのは勿体ないし、遺品衣類だから整理の方法がわからない」

という場合には、プロに頼んでみましょう!

5.“遺品”、どうすればいいのか全く分からない!という方は…?

上記で、遺品整理の始め方や、

大半を占める衣類の整理についてお伝えしてきました。

ただ、そうは言っても遺品整理自体が生きていてそう経験することはありませんし、

初めて経験する人からしたら分からないことだらけです。

そういう場合は、まず一度、

遺品整理のプロに見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか?

「途方もない…」と思っていた遺品整理にプロの目が加わることで、そのゴールが見えます。

そうすることで、あなたの心の負担は今よりも軽くなるのではないでしょうか。