大阪の遺品整理業者多すぎ!業界の「裏側」から見た理由とは

こんにちは!

大阪界隈の遺品整理を専門で1000件以上行ってきた、関西エコクリーン代表の竹中です。

遺品整理を行う業者は5年ほど前から急激に増え始め、日本全国で見ると7000店舗くらいあります。

インターネットで検索するだけでも様々な名前の業者がヒットするし、料金にも差があるし、具体的なサービス内容を見るとまちまちだし…

「遺品整理…?生前整理…?遺品整理…?不用品回収…?空き家整理…?関連業者が多すぎて何が何だか分からない!」となってる人も多いようです。

今日はそんな方たちの頭がスッキリできるように、“遺品整理業者だけが知る、業界の裏側”を踏まえ、何故、ここまで遺品整理業者が多く、価格やサービスに差があるのかを見ていきます。

大阪に限らず、遺品整理業者は年々増え続ける。

遺品整理業者”の数は、年を追うごとに増え続けています。その理由とはいったい何なのでしょうか?

「遺品整理」が全国的なブーム…?

2019年10月現在、遺品整理や遺品整理等、「家の中を綺麗に片付けます」と唄っている業者は全国に7000店舗以上存在します。遺品整理に関する業者は徐々に増え続けているというよりは、ここ7年くらいで急増している印象です。

その背景には世の中の流れや、ブームなどの“波”が大きく関係してくるわけですが、その最前線にあるのはテレビドラマや映画等の娯楽的なメディアです。“死”をテーマとした映画は今まで数多く作られていますが、“おくりびと”が記憶にある人も多いのではないでしょうか。

2008年公開の“おくりびと”は、日本のみならず全世界で公開され、“アカデミー外国語映画賞”を受賞するなど世界的にも“死”について考える機会をくれた映画ですね。

その頃から“遺品整理”や“遺品整理”、“生前整理”といった言葉が広く浸透し始め、それに伴って遺品整理を請け負う業者が増え始めました。更に、2011年公開の“アントキノイノチ”はまさに遺品整理業をテーマにした作品で、劇中で、岡田将生演じる主人公が働く遺品整理業者は、実在する企業がモデルとなっています。

その頃から遺品整理を行う業者が急増しています。

知識やノウハウがなくても「とりあえず始められる」のが遺品整理業。

なぜ、遺品整理業者がここまで増えてしまったのか。

その理由としては様々なものがあるのですが、大きな理由としては以下の5つです。

①遺品整理は誰にでも行え、高額の収入を期待できるというイメージ

何か事業を始めようとすると、

・一般の人は持っていない専門的な知識やスキルを世の中に提供する。

・一般の人が行いたくない事を代行して行う。

ほとんどの場合はこの2択になります。

遺品整理の場合では後者の「一般の人が行いたくない事を代行して行う」の意味合いが強いです。

重いものを運んだり、家の中を整理整頓したり、清掃したり、換金できるものは換金したり…やろうと思えば誰でもできなくはない事ですが、一つ一つの作業に付き纏うイメージとしては“面倒、大変そう”といったものです。

遺品整理業では、一般の人が思う“面倒、大変そう”だということを、独自のノウハウや培った知識を加え、世の中に提供しているのです。

②「異業種からの参入が容易」だと言われている。

上記でも上げたように、遺品整理関連の事業は“誰にでもできる事”なんですよね。誰にでもできるが故、多くの人や企業が参入するし、それに伴って“知識不足の人や業者”もどんどん増えていきます。

「遺品整理関連の事業は誰にでもできる」とはいえ、処分品の適切な処分や換金方法、遺品分けの法律的な知識、専門的な清掃方法等、多くの知識が必要です。言い方は悪いですが、“とりあえず始めた遺品整理業者”が、遺品整理業界の全体的な質を落とし、依頼したいと思う人の不安を大きくしていると言っても過言ではありません。

③「遺品整理現場は宝の山」だという誤った認識がある

遺品整理において、多くの依頼では故人様の家を整理する“遺品整理”として依頼されるます。

あなたの家や実家を想像すればイメージ付きやすいかと思いますが、いわゆる“お宝”と呼べる価値の高いものが一つや二つありますよね。そういった現場に第三者が踏み入れる機会になるのがまさに“遺品整理”の現場です。これは絶対にあってはならない事ですが、まるで宝探しをするような感覚で“遺品整理”を行っている業者があるのもまた、事実です。

④ 作業内容が不明瞭な部分も多く、各社の金額差による依頼者の不安が多い

いくつかの遺品整理業者のホームページを見たり、合い見積もりを依頼したことのある方なら分かるかもしれませんが、遺品整理を業者に頼むと、その作業内容や金額には大きな差があります。

遺品整理業者の専門的な知識やノウハウを持っている業者なら、作業量や面積、人数に対しての適切な金額を提示することができますが、初めて遺品整理を依頼する人はどんな作業内容が適切なのかわからない場合が多いですし、比較することも困難です。「作業内容や金額がまちまち過ぎて混乱してる!」と、遺品整理に対して不安感を持っていしまう人も多い事実があります。

⑤ “遺品整理協会”等の取りまとめる団体がほぼ無い

上記で「遺品整理に関する業者は全国に7000社以上ある」と述べていますが、その7000社を取り纏める団体がほぼありません。

取り纏めが無いということは規則や決まりを取り決めるところが存在しないということです。いわゆる“無法地帯状態”になってしまっているのが昨今の遺品整理業界です。この無法地帯状態が、価格やサービスによる差を生み、それが依頼したいと思っている方の混乱を招いてしまっています。

「自己責任」の部分も多い遺品整理業者選び

上記の理由から、遺品整理業者は全国に7000社以上と多く、今後も更に増えていくと思われます。

価格やサービス内容には明確な決まりが無く、不明瞭な部分が多い“遺品整理業者”ですが、どの業者を選ぶのか、どこからどこまで依頼するのか、立ち会うのか業者に全て任せるのか等、本当に自己責任の部分が大きいです。

悲しいことに、悪質な遺品整理業者がいるのもまた事実で、そのような業者に当たらないようにするためには、依頼する側として最低限の知識を持ち、業者選定をする必要があります。

遺品整理業者として無責任だと言われるかもしれませんが、最終的な判断をするのはあなた自身です。信頼してもいい業者かどうかを見るためにもまずは、見積依頼をし、遺品整理業者と直接対話するところから始めてみましょう。

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