蛍光灯には水銀などの有害物質が含まれているため、法律でも扱い方や処分方法が厳しく定められています。
うっかり燃えないゴミなどに出すと不法投棄扱いになってしまいます。不法投棄とならないよう、正しい方法で蛍光灯を捨てましょう。今回は、大阪で蛍光灯を正しく廃棄する方法を紹介します。
蛍光灯の寿命はどのくらい?
蛍光灯とは放電で発生させた紫外線を、水銀灯ガラス管の内側に塗った蛍光塗料に当て、発光させている照明器具のことです。
使用状況や製造メーカーなどによって変わってきますが、一般的には6,000から12,000時間ほどで寿命が来るといわれています。1日に8時間使用した場合で、3年前後ほどが目安となるでしょう。
スイッチのオンオフ時に多くの電力を消費するので、操作を繰り返すと蛍光灯に負担をかけてしまいます。なんと、1回の点滅で寿命が1時間縮むといわれているのだとか。蛍光灯の点滅や、「ブーン」のような異音を発している場合、焦げ臭いときは買い替えのサインです。
蛍光灯には有害物質が含まれている
蛍光灯には水銀が含まれているため、水銀製品に対しては「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」などで扱い方や廃棄方法が厳しく指定されています。そのため、決められた処分方法を守らないと不法投棄となり、罰せられることもありえます。
蛍光灯に含まれる水銀がからだに入ってしまったとしても、すぐに健康被害が出ることはありません。ですが、長い間時間をかけて体内に取り入れていれば、健康を害してしまうことも起こり得るのです。
大阪では蛍光灯は自治体の回収に出して処分!
大阪市では、水銀と蛍光塗料の有害物質を含む蛍光灯は、普通ごみとして出すことを禁じています。市の案内にあるように、指定された方法で回収場所へ出しましょう。
むき出しではなく、購入時の箱に入れたり新聞紙等で包んだりしてから持っていきます。危険度が高まるため、わざわざ割ってから捨てるようなことは避けましょう。割れ口が危ないだけではなく、空気中に有害な水銀が放出される原因ともなってしまいます。
蛍光灯が割れてしまったときは破片等は全て回収し、掃除機やガムテープなどを使って細かい破片まで確実に回収するようにしてください。
蛍光灯は「回収ボックス」へ持っていく
回収場所は普通ごみの集積場ではなく、役場などの公共施設や一部のスーパーなどに設置されている「回収ボックス」となっています。
回収ボックスの設置場所は、以下ページの「回収ボックス設置施設リスト」を参照してください。
<大阪市|乾電池・蛍光灯管・水銀体温計・水銀血圧計・水銀温度計の回収について>
https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000009050.html#6
大阪市では蛍光灯は訪問回収で捨てることも可能
また、大阪市では家庭から出る蛍光灯の訪問回収を行っています。
長すぎる蛍光管は回収ボックスに入らないため、こちらのサービスを利用すると良いでしょう。利用するときには、住んでいる管轄の環境事業センターに電話予約が必要です。受付は月曜から土曜の8時半から17時までとなっています。
訪問回収時も破損防止のため、蛍光灯は新聞紙等で包んだものを渡します。LEDや電球などを一緒に持っていってもらうことはできませんので、注意しましょう。
大阪ではLED電球はどのように処分すればいい?
近年、蛍光灯に代わり普及が進んでいるLED電球には、蛍光灯と違い水銀や蛍光塗料の有害物質が使われていません。そのため、大阪市でも電球などと同様に「普通ごみ」として出すように指示しています。
LED電球を普通ごみに出すときは、厚紙などに包んでから太マジックなどで「キケン」と書き、45Lまでのゴミ袋に入れて回収場所に出しましょう。
大量の蛍光灯を処分したいときは不用品回収業者を利用しよう!
大量の蛍光灯を自宅やオフィスに溜めてしまって、回収ボックスへ持っていくのが難しくなってしまったという方。
または蛍光灯以外にも処分したいものが多く、溢れかえってしまっているような方は、まとめて不用品回収業者に処分を依頼してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者では、蛍光灯などの家庭ごみ以外にも、不要になった家具や家電、道具類のほか、衣類や古紙などあらゆるものを回収してくれます。しかもこちらで分別する必要はなく、業者の方が要るものと不用品とに分けた上で、分別して処分してくれるのです。
少ない量では割高になることが多いのですが、倉庫に詰まったものを丸ごと処分するような場合なら、お得にすっきりさせることができるともいえます。または突然の家庭の事情により、家の中を片付けなくてはならなくなったような場合にも、不用品回収業者は頼れる存在となるでしょう。
蛍光灯は正しい方法で処分しよう
大阪で蛍光灯を処分するときは、自治体の指示通りに回収ボックスへ持っていきましょう。水銀などの有害物質を含んでいるため、正しく処分しないと不法投棄にもなってしまいます。
大量の蛍光灯の処分でお困りの方は、不用品回収業者に処分を依頼してみてはいかがでしょうか。ほかにも処分したいものがある場合も一緒に回収してもらえ、こちらの都合に合わせて迅速に廃棄してもらうことができるでしょう。
弊社でも蛍光灯の回収以外にも、粗大ゴミや不用品の回収なども行っております。