親が死んだらどうすれば良いの?忘れてはいけない手続き一覧

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表の竹中です。

大切な家族が亡くなるという体験は、生きている内にほとんどの人が経験する事であり、自分自身にとっても、故人様にとっても、人生の大きな節目の一つです。

衣食住を共にし、笑いあいながら、助け合いながら生きてきた親が死んでしまうというのは誰にとっても悲しいことであり、立ち直るのに長い時間を要す方も多くいらっしゃいます。 ですが、親が死んだら行わなければいけない手続きは非常に多くあり、「気持ちが落ち着いてから」では、後々に困ってしまうことにもなりかねません。

今日はそんな、「両親が死んだら行わなければいけない手続き」についてまとめました。一つ一つ調べて行うのでは大変な時間と労力を要します。細かいものまで含めると、本当に多くの数があり、気を付けていても抜けが出てしまうものです。実際に親が死んだ時の事を想定して、参考にして頂ければと思います。

両親が死んだら行うべき手続き一覧

両親が死んだら7日以内に行うこと。

■死亡直後…

 警察・病院で死亡診断書(死体検案書)を受け取る。

■7日以内…

 役所に死亡届を提出し、火葬許可申請書を提出する。

 火葬場で火葬許可証を受け取る。※納骨の際に必要になります。

 会社に死亡退職届を提出する。

両親が死んだら14日以内に行うこと。

■14日以内…

 役所で世帯変更届・国民健康保険資格喪失届・介護保険喪失届を提出する。

 年金事務所で年金受給の停止手続きをする。

両親が死んだら3ヵ月以内に行うこと。

・公共料金各社に電気・ガス・水道の名義人変更や解約をする。

・NHKに放送料金受信契約の解約手続きをする。

・クレジットカード会社でカードの解約をする。

・保険会社に死亡保険金を請求する。

 ※請求期限は3年間ですが、相続財産調査までには把握しておきます。

・家庭裁判所で遺言書の確認・開封、相続放棄や限定承認の申し立てをする。

 ※期限を過ぎてしまうと借金を相続してしまうこともあります。

両親が死んだら4ヵ月以内に行うこと。

■4ヵ月以内…

・法務局・税務署で固定資産税や住民税などの支払先・背旧先変更をする。

・通信会社各社に携帯電話、固定電話、インターネットプロバイダなどの通信機器の契約名義変更・解約をする。

 ※SIMカードの返却も必要

・警察などに運転免許証を返却する。

・役所などにマイナンバー・パスポートを返却する。

・税務署で所得税の確定申告・納付をする。

両親が死んだら10ヵ月以内に行うこと

■10ヵ月以内…

・遺産分割協議書を作成する。

・税務署で相続税の申告・納付をする。

・親が死んだら2年以内に行う。

■2年以内…

・銀行で口座の名義変更(相続)・解約をする。

・証券会社で株式の名義変更(相続)をする。

・法務局で不動産の名義変更。登記(相続)をする。

・陸運支局で自動車の名義変更(相続)をする。

・役所で葬祭費・埋葬費を受け取り、高額医療の払い戻し請求をする。

親が死んだら5年以内に行う

■5年以内…

・役所で名字を旧姓に戻したり(復氏届)、故人様の血族との関係を終了させる(姻族関係終了届)。

・年金事務所で未受給年金・遺族年金・寡婦年金を受け取る。

 ※期限は5年ですが、早めの申請でも問題ありません。

両親が死んだら行う葬儀・法要の流れ。

親が死んだら、様々な手続きを行う必要が出てくるのと同時に、葬儀や法要を行う必要も出てきます。

多くの人が行う葬儀・法要の流れは以下通りです。

①親の死亡の確認後、近親者へ連絡

親の死亡が発覚後、近親者や故人様が生前にお世話になった方々への連絡をします。

また、葬儀に呼ぶ人の範囲に決まりはなく、呼ぶかどうかをまよったら呼ぶようにしましょう。

②遺体を搬送する

速やかに遺体を搬送します。

搬送には気を付けなければならない点も多いため、葬儀会社や専門業者に頼んだ方が確実です。

③葬儀会社を選んだり、葬儀依頼をする

葬儀会社によって行ってくれる内容は様々な違いがあり、料金も違います。

後悔の無い葬儀会社を選ぶために、費用を見てみる事と、対応してくれた方の印象を重視して選択するようにしましょう。

④お通夜

お通夜は、その日の夜19時頃から行われるもので、故人様との別れの挨拶を行う場です。

夜通し、線香や蝋燭の火を絶やさないようにするということから「通夜」と呼ばれています。

⑤葬儀・告別式を行う

通夜の翌日に行うのが葬儀・告別式です。

一般参加者は、葬儀・告別式が終わり、故人様を送り出すところまで、親しかった友人や親せき等は、火葬や納骨にも出席します。

⑥出棺・火葬・納骨

故人様に対して通夜・葬儀・出棺・火葬・納骨までの一連の流れは、故人様がお亡くなりになってから4日目までに終えることが一つの目安です。

⑦初七日・四十九日法要・一周忌・三回忌等

納骨を終え、少し時間が空いた7日目や49日目に法要を行います。

四十九日法要までに遺品の整理をある程度まで終わらせ、形見分けをされる方が多いです。

後悔の残らない葬儀を行うために

ここまで、親が死んだときに行わなければいけない手続きと、葬儀・法要の流れをお伝えしてきました。親が死んだら、やらなければならないことはたくさんありますし、一つでも抜けがあったら後々に後悔してしまう結果にもなりかねません。一つ一つを行う意味を考えた上で、しっかりと行うようにしたいですね。