形見分けに起こりやすい2つのトラブルとは?

こんにちは!

大阪界隈の家財整理を専門で1000件以上行ってきた、

関西エコクリーン代表の竹中です。

「形見分け」と聞くと、どんなイメージが浮かんでくるでしょうか。

親戚の方などの四十九日法要で、形見分けをして貰った経験があったり、実際に形見分けを行ったことがある人なら、「気を配らないことがたくさんあり、大変」テレビ番組をよく見る人であれば、「形見分けでトラブルになることが多そう」というイメージなのではないでしょうか。

確かに、形見分けは、それを行うまでの準備に多くの時間がかかり、状況によってはトラブルになり、今後の人間関係にも響きかねないものになってしまうこともあります。

ですが、形見分けをする当日よりも事前に以下のポイントを抑えておくことが形見分けをする側も、形見を受け取る側も、気持ちのいい形で終わることができます。

・どのようなトラブルが起こりやすいのか。

・トラブルを未然に防ぐためにはどのようなことに注意しておくべきなのか。

今日はそんな、よく起こる形見分け時のトラブルを事前に防ぐポイントをお伝えしていきます。「形見分け」は、誰かの人生の節目において起こるイベントの一つです。

不要なトラブルを避けるために、形見分けをする側もされる側も抑えておきたいですね。

形見分けの時に起こりやすいトラブルってどんなものがあるの?

形見分け時に起こるトラブルを事前に避ける方法をお伝えする前に、「形見分け時に起こりやすいトラブル」についてお伝えしていきます。業務柄、数多くの遺品整理をお手伝いしたり、形見分けの準備を手伝ったりしてきました。

その中経験したことや、聞いたことの中からお伝えしていきます。

「相続」に関する形見分け時のトラブル

形見分け時に起こりやすいトラブルは、大きく分けて2つに分類できます。

① 相続に関するトラブル、

② 形見を分けられた人”のトラブル

形見分けとして、資産的な価値があるものを贈る場合、贈与税がかかってしまうことがあります。その際は、形見分けをする側が、その品物の資産的価値を事前に調べておかなくてはなりません。

その資産的価値とは、その時々によって変わるもので、特に“金”や“土地”なんかは、購入した時には安かったとしても、時代と共に価値が上がり、形見分けをする際には資産的価値も高くなっているものもあります。

金や土地、株券等は、見た目で価値を判断したり、自分自身で調べにくかったりする場合もありますので、必ず専門家に相談するようにしましょう。

相続に関するトラブルの中で最も多いのはアクセサリーです。

現金であれば、その価値は誰が見ても分かるので、放置しておけばトラブルになりかねません。しかし、アクセサリーは資産的価値が高いものも多く存在し、そのため、アクセサリーを相続する場合は贈与税・相続税の課税対象になる場合も少なくありません。

相続税や贈与税を回避する方法はなく、必ず納めなければいけないものです。時間がたってから「形見分けされたアクセサリーがそんなに高額なものだとは知らなかった」と、科された税金を支払わないで済むことはありません。

もし、「脱税」ということになってしまえば、加算税や遅延税を支払わなければならないこともありますし、最悪の場合は刑事罰の対象になることもあるので十分に注意したいです。

「形見を分けられた人」のトラブル

もう一方の、形見分けの際に起こりやすいトラブルは、“形見を分けられた人”のトラブルです。

人が亡くなると、通夜やお葬式、遺品整理等含め、やらなくてはならないことが本当に数多くあります。そのような状況の中で、多くの人が関わるであろう「形見分け」の準備はできるだけ早めに行わなければならないと考える人も少なくありません。

しかし、そのような状況の中、焦って遺品整理をしてしまうと、本来は形見分けしなければならないものや、誰かが欲しいと思うものまで処分してしまうといった、判断を誤ってしまうこともあります。

その結果として、友人や知人から、「○○を形見分けしてほしい」といった要望が出ても、遺品が残っておらず、形見分けを行えないということからトラブルが発生してしまうのです。

故人様が使っていた品物はそれしか存在せず、代用品は存在しません。

誤って処分してしまうと、二度と、戻ってくることは無いのです。

そのため、遺品整理をし、処分する物の選定や実際に処分する場面において、ひとつひとつ見極めながら行わなくてはならないのです。

大切な人が亡くなった直後は、悲しみの中にいることも多いため、遺品整理をしていくなかで、故人様の事を思い出して、悲しみが深くなってしまうこともあるかと思います。その結果として、遺品の適切な処分方法や的確な判断が出来ずに、形見分けをするべきものを処分してしまう可能性もでてきます。

このようなトラブルを事前に防ぐ方法としては、第三者に遺品整理をして貰う」という方法が適切な手段だと言えます。

遺品整理業者は、培ったノウハウや専門的な知識によって、迅速に遺品整理をしてくれるので、遺族の負担を、精神的にも身体的にも軽減してくれ、それが、形見分け時に起こりやすいトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。

事前準備が不要なトラブルを防止する

本日は、形見分け時に起こりやすいトラブルと、それを事前に防ぐ方法についてお伝えしてきました。

遺品整理をする家が、近い親族の物だったりすると、整理自体を行うときも作業自体がツラく、判断を誤ってしまうこともあるでしょう。そのような時は、できるだけ第三者の力を借り、適切な判断を行える状況を作りましょう。親しい友人に遺品整理を依頼してもいいし、遺品整理業者に依頼するものひとつです。

その上で、形見分けをする側もされる側も、後悔のないものにしたいですね。

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